“エレベーター”のいろいろな漢字の書き方と例文
ひらがな:えれべーたー
語句割合
昇降機66.7%
吊籠11.1%
昇降器11.1%
自動昇降機11.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ただ覚えているのはいつものように守衛たちが……昇降機エレベーターガールたちが……使い走りの給仕ボーイたちが……そしてここへ来るまでの幾つかの階段や廊下で
陰獣トリステサ (新字新仮名) / 橘外男(著)
「ヘッヴ・ハウ! 捲け捲け! ヘッヴ・ハウ・ハウ捲け捲け」と掛声勇ましく、吊籠エレベーターを引きあげるのであった。
吊籠と月光と (新字新仮名) / 牧野信一(著)
身軽だからというので二人を一緒に吊籠エレベーターに載せて、僕は、鍵を外しハンドルを執った。そして、おもむろに降って行く箱の調節をとるべくハンドルを廻しながら
吊籠と月光と (新字新仮名) / 牧野信一(著)
女性の人格者としての価値は決して、同じ昇降器エレベーターに乗合わせた男子に脱帽させる、その脱帽と云う形式で付けられるものではございません。
C先生への手紙 (新字新仮名) / 宮本百合子(著)
その瞬間、影のようなものがすうっと次のへやへ入ったように思いました。しかしそれは見違いかも知れませんが、どうも自動昇降機エレベーターの前で見た男の姿に似ていたようでした。
蛇性の執念 (新字新仮名) / 大倉燁子(著)