“エレヴェーター”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
昇降器50.0%
昇降機50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
宗助は日のまだ高くならない七時頃に、昇降器エレヴェーター煉瓦造れんがづくりの三階へ案内されて、そこの応接間に、もう七八人も自分と同じように、同じ人を待っている光景を見て驚ろいた事もあった。
(新字新仮名) / 夏目漱石(著)
心は直ぐ飛んで、遠い遠い小坂の鑛山へ行つた。物凄い髯面許りの坑夫に交つて、十日許りも坑道の中で鑛車トロツコを推した事があつた。眞黒な穴の口が見える。それは昇降機エレヴェーターを仕懸けた縱坑であつた。
病院の窓 (旧字旧仮名) / 石川啄木(著)