“アレキサンドル”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
歴山75.0%
亜歴山25.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
さてこの石棺は歴山アレキサンドル大帝の遺骸ををさむといふ。公子。何とかいふ、歴山大帝のむくろこゝにありとや。ジエンナロ、我が聞きしはしかなりき、さにはあらずや、と寺僮じどうを顧みれば、まことに仰の如しと答ふ。
……亜歴山アレキサンドル大王はアラビヤ人を亡ぼすために、黒死病患者の屍体をかついだ人夫を連れて行って、メッカの町の辻々でその人夫を一人ずつ斬倒きりたおさせた。
悪魔祈祷書 (新字新仮名) / 夢野久作(著)