“アヅマ”の漢字の書き方と例文
ひらがな:あづま
語句割合
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
鎌倉室町の京・アヅマの五山の禅僧の漢文学の影響を、極度にとり入れた後世の文学・芸術・芸道が、西行の境地を更に拡げて、細みを、不惑に基礎を据ゑたさびに徹せしめたのも無理はない。
在来の童謡に神道がやどつて出ると言ふ信仰と一つになつて、国風を蒐め竹枝を拾ふ試みが既に行はれて、アヅマ歌其外地方の民謡などの可なりの分量が、大歌所に集められて居たものと信じてよい。
万葉集のなり立ち (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
此峠から先は、アヅマの中の東である。
万葉集研究 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)