“をどりば”の漢字の書き方と例文
語句割合
踊場100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
良人をつとも自分に云つて居た。マカロニが湯気ゆげを立てて来た。星が踊場をどりばのやうに上に白く数多く輝いて居る。そしてそれの余り遠いのを笑止に思つた。
巴里より (新字旧仮名) / 与謝野寛与謝野晶子(著)
其れからキキイはいろんな部屋へ移つて廻つた。おれの部屋の下にあたる二階の、今ムウラン・ルウヂユの踊場をどりばへ出る音楽しや夫婦が住んで居る部屋などにも二ヶ月居た。
巴里より (新字旧仮名) / 与謝野寛与謝野晶子(著)
モルマントルと云ふのは、山の様に高くなつた巴里パリイの北の方にある一部の街で、踊場をどりば珈琲店キヤツフエ酒場キヤバレエなどの多い、巴里パリイ人の夜あかし遊びをしに来る所と成つて居るのである。
巴里より (新字旧仮名) / 与謝野寛与謝野晶子(著)