“ゐじよう”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
惟繩50.0%
維繩50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
第十二第十三は蘭軒の三子柏軒と茶山の養嗣子くわん惟繩ゐじようとである。蘭軒は柏軒の詩を茶山に寄示きしした。茶山はこれをめて、菅三の詩の未だたくみならざることを言つた。
伊沢蘭軒 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)
茶山の後は姪孫てつそんくわん惟繩ゐじようが継いだ。
伊沢蘭軒 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)
書中の手足痛しゆそくつうに悩む「荊妻」は、茶山の継室門田もんでん氏、菅三は仲弟猶右衛門の子要助の子三郎維繩ゐじようで、茶山の養嗣子である。
伊沢蘭軒 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)
菅は菅茶山の養嗣子くわん維繩ゐじようである。さて棺の背後を右継嗣又二郎ふく、左其弟三木三郎じゆんが並んで歩いた。次が天野俊平、次が広島頼宗家の継嗣元協げんけふ代末森三輔であつた。
伊沢蘭軒 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)