“わたうち”の漢字の書き方と例文
語句割合
綿打100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
義貞の別館(しもやしき)のある反町そりまちにも近く、脇屋義助の脇屋ノ里や、そのほか江田、綿打わたうち、田中
私本太平記:08 新田帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
「ここでの退がいは敵に気勢を揚げさせるばかり……。そちは馬をとばして、味方の陣頭にある江田行義、世良田せらた兵庫、篠塚伊賀、額田ぬかだ為綱、綿打わたうちノ入道らに、布令ふれまわれ」
私本太平記:12 湊川帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
脇屋ノ二郎義助以下、大館宗氏、堀口貞満、同行義、岩松経家、里見義胤さとみよしたね、江田行義、篠塚伊賀守、瓜生保うりゅうたもつ綿打わたうち入道にゅうどう義昭ぎしょう、世良田兵庫助、田中氏政、山名忠家、額田為綱ぬかだためつな、等、等、等……
私本太平記:08 新田帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
と、義貞は、綿打わたうちノ入道、里見義胤らにその奉行をいいつけ、それも
私本太平記:12 湊川帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
やがて江田行義、篠塚伊賀守、綿打わたうち入道にゅうどう義昭ぎしょうらの三隊が、川へ先陣を切ってゆくと、がぜん、対岸から猛烈な弓鳴ゆなりがおこった。およそ相手が渡渉としょうして来そうな浅瀬は敵もよく見ていたのである。
私本太平記:08 新田帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)