“ろうにゃくなんにょ”の漢字の書き方と例文
語句割合
老若男女100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
土佐とさ御流罪ごるざいの時などは、七条から鳥羽とばまでお輿こしの通るお道筋には、老若男女ろうにゃくなんにょかきをつくって皆泣いてお見送りいたしたほどでございました。
出家とその弟子 (新字新仮名) / 倉田百三(著)
十四五人の老若男女ろうにゃくなんにょと、私を「蒸気河岸の先生」と知っているちびどもが、こっちを指さしたり、腹を押えたりしながら、有頂天になって笑っていた。
青べか物語 (新字新仮名) / 山本周五郎(著)
老若男女ろうにゃくなんにょの別なく、罪人太郎兵衛の娘に現われたような作用があることを、知らなかったのは無理もない。
最後の一句 (新字新仮名) / 森鴎外(著)