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ろうせつ
ふりがな文庫
“ろうせつ”の漢字の書き方と例文
語句
割合
漏泄
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
漏泄
(逆引き)
消毒の係りはただちに
疵口
(
きずぐち
)
をふさぎ、そのほか口鼻
肛門
(
こうもん
)
等いっさい体液の
漏泄
(
ろうせつ
)
を防ぐ
手数
(
てすう
)
をとる。三人の牧夫はつぎつぎ引き出して適当の位置にすえる。
去年
(新字新仮名)
/
伊藤左千夫
(著)
大都市は、海にむかって
漏泄
(
ろうせつ
)
の道をひらいている。その大
暗渠
(
あんきょ
)
は、社会の
穢粕
(
かす
)
と
疲憊
(
ひはい
)
とを吸いこんでゆく。その汚水は、都市の秘密、腐敗、醜悪を湛えてまんまんと海に吐きだす。
地虫
(新字新仮名)
/
小栗虫太郎
(著)
これで
厄
(
やく
)
が落ちたと胸を撫でおろしたが、山川のほうは、秘密を分けあうものがいることで、いくらか慰められていたのに、リーナの死で
漏泄
(
ろうせつ
)
の道がなくなり、孤独感でおしつぶされそうになった。
蝶の絵
(新字新仮名)
/
久生十蘭
(著)
ろうせつ(漏泄)の例文をもっと
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