“れっか”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
裂罅71.4%
烈火28.6%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「それが目は酸漿あかかがちなして」とあるのは、熔岩流の末端の裂罅れっかから内部の灼熱部しゃくねつぶが隠見する状況の記述にふさわしい。
神話と地球物理学 (新字新仮名) / 寺田寅彦(著)
塑造そぞう的物質になって、その通過する地床の傾斜に、少しでも変化があれば、氷雪はそれに応じて裂罅れっかを作ること、渓流の「渦巻き」が、いつ見ても一つところに
高山の雪 (新字新仮名) / 小島烏水(著)
父は無論、烈火れっかの如くいかった。私はしかし、もう父には従わなかった。いや、父の暴圧には屈しなかった。私は私自身を護らなければならない。そうして私はまた、郷里へと帰った。
それを折悪おりあしく来かかったTコオチャアに見つけられ、みんなはその場で叱責しっせきされたばかりでなく、Tさんは主将の八郎さんに告げたので、八郎さんがまたみんなを呼びつけて烈火れっかのようにいか
オリンポスの果実 (新字新仮名) / 田中英光(著)