“れいてい”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
令弟66.7%
霊帝33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
昭和九年の夏、横井春野君が三田稲門とうもん戦の試合を見て帰って来たところで、その時千葉の市川にいた令弟れいていの夫人から
屋根の上の黒猫 (新字新仮名) / 田中貢太郎(著)
驚いて令弟れいていあて弔状ちょうじょうを出したら、其れと行き違いに先の人から、安達君は短刀で自殺しかけたが、負傷したまゝで人にめられたと云って、紀州の新聞を一枚送って来た。
みみずのたはこと (新字新仮名) / 徳冨健次郎徳冨蘆花(著)
なにしろ、黄河の上流、洛陽の都には今、後漢ごかんの第十二代の帝王、霊帝れいてい居城きょじょうがあるし、珍しい物産や、文化のすいは、ほとんどそこでつくられ、そこから全支那へ行きわたるのである。
三国志:02 桃園の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
洛陽宮らくようきゅうのうちに、霊帝れいていは重いやまいにかかられた。
三国志:02 桃園の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)