“るにん”の漢字の書き方と例文
カタカナ:ルニン
語句割合
流人100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
私は近年島の流人るにんの生活というものを考えてみているが、俳諧の方ではただ芭蕉翁のみが、二百何十年も以前に早くもこの問題の隠れたる隅々すみずみを知っていた。
木綿以前の事 (新字新仮名) / 柳田国男(著)
が、流人るにんとは云うものの、おれたちは皆都人みやこびとじゃ。辺土へんどの民はいつの世にも、都人と見れば頭を下げる。
俊寛 (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)
伊豆国の流人るにん頼朝はわしの見るところ、兵家の棟梁とうりょうたる人物、また天下の源氏を糾合きゅうごうするに足る材じゃ。