“りんしょく”の漢字の書き方と例文
語句割合
吝嗇100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
与えられるものを、黙って着ている。また私は、どういうものだか、自分の衣服や、シャツや下駄げたに於いては極端に吝嗇りんしょくである。
服装に就いて (新字新仮名) / 太宰治(著)
コスモはもうたとえようのない嬉しさであった。たいていの人間は秘密な宝をかくし持っているものである。吝嗇りんしょくの人間は金をかくしている。
そのために、人々はみんな左内のふるまいを、奇怪なこととあやしんで、あれは吝嗇りんしょくで根性いやしい無風流者だと、爪はじきをして憎んだ。