“りんきん”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
綸巾87.5%
藺欽12.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
いつもの綸巾りんきんではなく、頭には華やかな簪冠さんかんをいただいている。衣はあくまで白く、佩剣はいけん珠金しゅきんが夜目にも燦爛さんらんとしていた。
三国志:11 五丈原の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
見ればその上に、年まだ二十八、九としか思われぬ端麗な人物が、頭に綸巾りんきんをいただき、身には鶴氅かくしょうを着、手に白羽扇びゃくうせんを持って、悠然と乗っている。
三国志:08 望蜀の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
りょう六朝りくちょう)の大同だいどうの末年、平南将軍藺欽りんきんをつかわして南方を征討せしめた。その軍は桂林けいりんに至って、李師古りしこ陳徹ちんてつを撃破した。