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らっかん
ふりがな文庫
“らっかん”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句
割合
落款
93.1%
落欵
6.9%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
落款
(逆引き)
たまたま、武蔵筆ぐらいな、簡単な
落款
(
らっかん
)
の記入したものもあるが、年号とか、
自賛
(
じさん
)
とかのある物は、まったくないといっていい程である。
随筆 宮本武蔵
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
落款
(
らっかん
)
というものは極めて少ないから、いずれをいずれと、
玄人
(
くろうと
)
でも判断のつきかねることがあるが、よく見れば必ず、永徳は永徳であり
大菩薩峠:31 勿来の巻
(新字新仮名)
/
中里介山
(著)
らっかん(落款)の例文をもっと
(27作品)
見る
落欵
(逆引き)
萌黄の
帷
(
まく
)
の向うにある床の間の軸を判じようとしたけれど、何か南画の山水の横物らしいとは思えても、行燈が中にあるせいか外はもやもやと
翳
(
かげ
)
っていて、図柄も
落欵
(
らっかん
)
もよく分らない。
蓼喰う虫
(新字新仮名)
/
谷崎潤一郎
(著)
方々にかかっている額や看板でその
落欵
(
らっかん
)
を覚えていた津田は「へええ」と云った。
明暗
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
らっかん(落欵)の例文をもっと
(2作品)
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