“よりゆき”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
頼之50.0%
寄之25.0%
頼徸25.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「まず、頼春の子、細川頼之よりゆきだろう……」と、言って「したが、まだ若すぎるな。そちの執事には」
私本太平記:13 黒白帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
弟には忠利が三斎さんさいの三男に生まれたので、四男中務なかつかさ大輔たゆう立孝たつたか、五男刑部ぎょうぶ興孝おきたか、六男長岡式部寄之よりゆきの三人がある。いもとには稲葉一通かずみちに嫁した多羅姫たらひめ烏丸からすまる中納言ちゅうなごん光賢みつかたに嫁した万姫まんひめがある。
阿部一族 (新字新仮名) / 森鴎外(著)
和算家の中には関孝和の門人中に建部賢弘たけべかたひろの兄弟三人があるが、旗本の有力家の子であった。有馬頼徸よりゆきは久留米侯で数学に達し、著述中には見るべきものもある。一関の家老梶山次俊も数学に達した。