“よねざわ”の漢字の書き方と例文
語句割合
米沢100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ままごとの地方名としては米沢よねざわでもオフルマエゴト、伊豆いずの半島でもフルミヤッコ、遠く飛び離れて肥前の小値賀島おじかしままで、ホンミヤナンドという語が行なわれている。
こども風土記 (新字新仮名) / 柳田国男(著)
羽州うしゅう米沢よねざわの典薬勝成裕かつせいゆうが、御隠居上杉鷹山うえすぎようざん侯(治憲はるのり)の内意を受けて、一行十五人、深山幽谷に薬草を採りに分け入るという、その時代としては珍らしい計画が立てられた。
壁の眼の怪 (新字新仮名) / 江見水蔭(著)
山形から弘前に往く順路は、小坂峠こざかとうげえて仙台にるのである。五百らの一行は仙台を避けて、板谷峠いたやとうげを踰えて米沢よねざわることになった。しかしこの道筋も安全ではなかった。
渋江抽斎 (新字新仮名) / 森鴎外(著)