“よつつじ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
四辻92.1%
十字巷路2.6%
十字街2.6%
十字路2.6%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
四辻よつつじのむこうかどになったカフェーのガラス戸を開いて、二三人の人影が中からにょこにょこと出て来たがそこにもなんの物音もしなかった。
青い紐 (新字新仮名) / 田中貢太郎(著)
ああ、恥かしくて顔がほてる。何たる苦々しい事であった。私は当時の事を想いいだたびに、人通りの多い十字街よつつじに土下座して、通る人毎に、踏んで、蹴て、唾を吐懸けて貰いたいような心持になる……
平凡 (新字新仮名) / 二葉亭四迷(著)
学校のはずれの十字路よつつじの街燈もたしかにまちがっていないうえに、その十字路を学校の崖下の方へすこし往って
馬の顔 (新字新仮名) / 田中貢太郎(著)