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ゆうじゅう
ふりがな文庫
“ゆうじゅう”の漢字の書き方と例文
語句
割合
優柔
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
優柔
(逆引き)
Kの果断に富んだ性格は
私
(
わたくし
)
によく知れていました。彼のこの事件についてのみ
優柔
(
ゆうじゅう
)
な訳も私にはちゃんと
呑
(
の
)
み込めていたのです。
こころ
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
しかもかの女は、娘たちに対して必要だと思う教育上の厳格さを、少年の上にもあてはめようとは、思ってもみないのである。
優柔
(
ゆうじゅう
)
と
愛撫
(
あいぶ
)
が目に見えてかれの生活をきめている。
ヴェニスに死す
(新字新仮名)
/
パウル・トーマス・マン
(著)
ほとんど破産に
瀕
(
ひん
)
した
一
(
いち
)
騎兵大佐
(
きへいたいさ
)
にすぎず、母よりも六つも年下であるばかりか、その性格も冷やかで、弱気で
優柔
(
ゆうじゅう
)
で、おまけに
頗
(
すこぶ
)
る女好きな
伊達者
(
だてしゃ
)
であったと伝えられています。
「はつ恋」解説
(新字新仮名)
/
神西清
(著)
そういうと私はいかにも
優柔
(
ゆうじゅう
)
な男のように見えます、また見えても構いませんが、実際私の進みかねたのは、意志の力に不足があったためではありません。
こころ
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
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