“やまふじ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
山藤80.0%
山紫藤20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
買ってにおいの抜けないように山藤やまふじの葉へ包んで氷詰めにして帰って来て
食道楽:秋の巻 (新字新仮名) / 村井弦斎(著)
ここも、この春は、平和に暮れて、松風の築山陰つきやまかげには、山藤やまふじの花が白々れていた。
新書太閤記:03 第三分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
木が茂って松蘿さるのおがせが、どの枝からも腐った錨綱いかりづなのようにぶら下っている、こればかりではない、葛、山紫藤やまふじ、山葡萄などの蔓は、木々の裾から纏繞まといついてみどりの葉を母木の胸にかざ
梓川の上流 (新字新仮名) / 小島烏水(著)