“ももだ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
股立89.5%
腿立5.3%
袴立5.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
かれらは袴の股立ももだちを取って、この泥ぶかい岸に降り立って、疑問の帯をずるずると手繰たぐりあげたが、帯は別に不思議の働きをも見せないで
半七捕物帳:08 帯取りの池 (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)
そのおのおのはまた、近親を伝手つてに小さくまとまった班々を統率した。笠の緒をひきしめ袴の腿立ももだちをたかく取った。そのもの達は緊張していた。
石狩川 (新字新仮名) / 本庄陸男(著)
草鞋わらじかかとを踏みしめて、妻のわたす脇差わきざしを腰におとした。袴の腿立ももだちを取ると、用意はすっかり出来たのである。一件書類その他、さしあたり必要なものを小さな荷に振り分けて肩にかけ
石狩川 (新字新仮名) / 本庄陸男(著)
白い鉢巻をしめて、袴立ももだちをとっていた。半兵衛が
寛永武道鑑 (新字新仮名) / 直木三十五(著)