“腿立”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ももだ50.0%
ももだち50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
そのおのおのはまた、近親を伝手つてに小さくまとまった班々を統率した。笠の緒をひきしめ袴の腿立ももだちをたかく取った。そのもの達は緊張していた。
石狩川 (新字新仮名) / 本庄陸男(著)
草鞋わらじかかとを踏みしめて、妻のわたす脇差わきざしを腰におとした。袴の腿立ももだちを取ると、用意はすっかり出来たのである。一件書類その他、さしあたり必要なものを小さな荷に振り分けて肩にかけ
石狩川 (新字新仮名) / 本庄陸男(著)
腿立ももだちを取ったために見えている右のこむらに一寸ばかりの傷があって、血が絶えず流れている。
三浦右衛門の最後 (新字新仮名) / 菊池寛(著)