“もちがし”の漢字の書き方と例文
語句割合
餅菓子100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「おばあさま。きょうは、お好きな餅菓子もちがしを見つけてまいりましたのよ。」
万年青 (新字新仮名) / 矢田津世子(著)
食物はどうしたかと問うと、にぎめし餅菓子もちがしなどたべた。まだたもとに残っているというので、出させて見るにみなしばの葉であった。今から九十年ほど前の事である。
山の人生 (新字新仮名) / 柳田国男(著)
「一さんは犬みたいよ」と百合子がわざわざ知らせに来た時、お延はこの小さい従妹いとこから、彼がぱくりと口をいて上から鼻の先へ出された餅菓子もちがしに食いついたという話を聞いたのであった。
明暗 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)