“めつぼう”の漢字の書き方と例文
語句割合
滅亡100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
これは武田家たけだけ滅亡めつぼうをまのあたりに見ているので、その亜流ありゅうをきらった人気にんきのあらわれともみられる。
神州天馬侠 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
いまの時代は自己じこ点張てんばりでは生きてゆけない、少年はたがいにひじをとり、かたをならべて、共同戦線に立たねばならぬのだ、ひとりの滅亡めつぼうは万人の滅亡だ、ひとりの損害そんがいは万人の損害だ
少年連盟 (新字新仮名) / 佐藤紅緑(著)
何故私が、小学校の地理では習ったけれども、訪れる用事があろうとも思えなかった此の南の島にやって来て、そして此処で滅亡めつぼうしなければならないのか。この事が私に合点がてんが行かなかったのだ。
桜島 (新字新仮名) / 梅崎春生(著)