“めぎり”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
目錐66.7%
女錐33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
かつて根岸の目錐めぎりの屋敷で、裏宿の七兵衛が、鎧櫃よろいびつに詰めて置いて、神尾主膳に思い切って突き破らせたあの程度とは、規模も、内容も、おのずから違うのです。
大菩薩峠:37 恐山の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
「ああ、三ツ目錐めぎりの殿様が、ないしょでどこへかいらっしゃるよ」
大菩薩峠:34 白雲の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
村上帝の御宇ぎょうに、中将兼家という朝臣あそんがあった。きたかた(妻)を三人もっていたので、女錐めぎりの中将と、あだ名されていた。あるおり、この三人妻が、偶然、一つ所で出会い、嫉妬喧嘩やきもちけんかが始まった。