“みょうえ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
明恵66.7%
明慧33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
また源頼朝や北条泰時の帰依の厚かった一代の高僧たる、栂尾とがのお明恵みょうえ上人の如きすら、自ら「非人高弁」と名告なのっておられたくらいです。
親鸞とまあ同時代といってもよい皇慶こうけい高山寺の明恵みょうえ、また時の慈円僧正にしましても、同じような嘆きを、なにかのなかにもらしております。
親鸞聖人について (新字新仮名) / 吉川英治(著)
一方——栂尾とがのお明慧みょうえ上人が、学理の上から、法然の「選択せんじゃく本願念仏集」やその他の教理を反駁して、大きな輿論よろんを学界によび起しているので
親鸞 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
明慧みょうえ上人の駁論ばくろんを読んだ者は、また必ず、もういちど法然上人の選択集せんじゃくしゅうを読んで、両方の教理を比較してみた。その結果
親鸞 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
ところが——その明慧みょうえが、奮然、起ち上って、吉水へ挑戦したのである。その峻猛しゅんもうの意気を世に示したものが
親鸞 (新字新仮名) / 吉川英治(著)