“みややっこ”の漢字の書き方と例文
語句割合
宮奴100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
と喚く鎌倉殿の、何やら太い声に、最初、白丁はくちょうに豆烏帽子でからかさを担いだ宮奴みややっこは、島のなる幕の下をって、ヌイとつらを出した。
伯爵の釵 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
と喚く鎌倉殿の、何やら太い声に、最初、白丁はくちょう豆烏帽子まめえぼしからかさかついだ宮奴みややっこは、島になる幕の下をつて、ヌイとつらを出した。
伯爵の釵 (新字旧仮名) / 泉鏡花(著)
時に、宮奴みややっこよそおいした白丁はくちょうの下男が一人、露店の飴屋あめやが張りそうな、渋の大傘おおからかさを畳んで肩にかついだのが、法壇の根にあらわれた。
伯爵の釵 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)