“みゃくはく”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
脈搏94.5%
脈摶3.6%
脈膊1.8%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
またふとんの中へ手を入れて、泰二君のしばられている手首にさわってみても、脈搏みゃくはくもふだんと変わりはないことがわかりました。
妖怪博士 (新字新仮名) / 江戸川乱歩(著)
吐いてしまったら胸苦しさはなくなったが急に力が抜けたような気がしてそのまま動かずに天井を見ていた。脈摶みゃくはくを取ってみたがたしかであった。なんだか早くうちへ帰って寝たいと思った。
病中記 (新字新仮名) / 寺田寅彦(著)
煌々こうこうたる電灯の明るさに、昼と夜との錯覚をひきおこすようなことになった或る不気味な日の午後、大熊老人は全く意識不明に陥り、やがてその夕刻、脈膊みゃくはくも薄れて
仲々死なぬ彼奴 (新字新仮名) / 海野十三(著)