“みなみまちぶぎょうしょ”の漢字の書き方と例文
語句割合
南町奉行所100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
日ざしもまどろむ昼さがり、南町奉行所みなみまちぶぎょうしょ奥大白州では、今、与力、同心、総立ち合いの大吟味が開かれようとしているのです。
南町奉行所みなみまちぶぎょうしょの用命をおびて江戸から出張してきたふたりの上役人かみやくにんは、急に、振分からとり出した女の人相書と、庭向うの小窓によっているお千絵の横顔とを見くらべて
鳴門秘帖:06 鳴門の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
月番つきばん南町奉行所みなみまちぶぎょうしょでも躍気となって、隠密廻おんみつまわり常廻じょうまわりはもとよりのこと、目明めあかし、したぴきを駆りもよおし、髪結床かみゆいどこ、風呂屋、芝居小屋、人集ひとより場、盛り場に抜目なく入り込ませ
平賀源内捕物帳:萩寺の女 (新字新仮名) / 久生十蘭(著)