“みせかざり”の漢字の書き方と例文
語句割合
店飾100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
規模かかりは小さくっても、電燈も店飾みせかざりも、さすがに地方での都会であったが、ちょっと曲角が真暗まっくらで、灯一つ置かない夜店に、おおき炭団たどんのようななしの実と、火が少しおこり掛けたという柿を積んだ
卵塔場の天女 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
立止って店飾みせかざりの人形を見ていると、酔ッ払った学生がわざと突当りそうにしたんで、わたしは少しわきへ寄る。そのうちに男のほう二歩三歩ふたあしみあし先になって、夜店の前に立留たちどまったから、わたしも立留ったのよ。
ひかげの花 (新字新仮名) / 永井荷風(著)