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まんすじ
ふりがな文庫
“まんすじ”の漢字の書き方と例文
語句
割合
万筋
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
万筋
(逆引き)
万筋
(
まんすじ
)
の
唐桟
(
とうざん
)
のふところへ両腕を引っ込めて、だらしなくはだけた襟元から出した手で顎を支えて眠ってでもいるのか、それとも、何かほかのことを考えているのかもしれない。
釘抜藤吉捕物覚書:11 影人形
(新字新仮名)
/
林不忘
(著)
老人は上田
紬
(
つむぎ
)
の
万筋
(
まんすじ
)
の
単衣
(
ひとえ
)
の下に夏
痩
(
や
)
せのした
膝頭
(
ひざがしら
)
をそろえて、
団扇
(
うちわ
)
で
蚊遣
(
かや
)
りの煙を追いながら、思いなしか眼ぶたをしばだたいているのは、除虫菊に
咽
(
むせ
)
んだのかも知れない。………
蓼喰う虫
(新字新仮名)
/
谷崎潤一郎
(著)
忙しい中で見ると、袷は無双になって、地味な老人縞の
万筋
(
まんすじ
)
の裏が、黄色い田舎縞になっており、世の常の袷とはまったく違っていたのです。
銭形平次捕物控:376 橋の上の女
(新字新仮名)
/
野村胡堂
(著)
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