“まゆかい”の漢字の書き方と例文
語句割合
繭買100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
繭買まゆかい商人と見える男が、一軒の茶店へずいと入る、主人の老爺は茶をみながら
無頼は討たず (新字新仮名) / 山本周五郎(著)
どこも達磨だるまをおくようになったと云う旅籠屋などに、働きに入ろうかとさえ思ってみることもあったが、それらのお客がみんな近在の百姓や、繭買まゆかいなどの小商人こあきゅうどであることを想ってみるだけでも
あらくれ (新字新仮名) / 徳田秋声(著)
時も時とて飯料はんりょうの麦をきらしたので、水車に持て行って一晩ひとばんずの番をしていて来ねばならぬ。最早甲州の繭買まゆかいが甲州街道に入り込んだ。
みみずのたはこと (新字新仮名) / 徳冨健次郎徳冨蘆花(著)