“まちどお”の漢字の書き方と例文
語句割合
待遠100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
それが待遠まちどおえぬとすれば、やはりこういう多少のゆかりある雑談を試みて、ちょっとでも今日の希望をこまやかならしめるのが、よいかと思う。
海上の道 (新字新仮名) / 柳田国男(著)
(弟の手を握りて、互に目を見交す。○間。)こんな事をいってぐずぐずしていてはおっ母さんが待遠まちどおに思うでしょう。
なにしろ客が立て込んでいるので、女中が時どきにお待遠まちどおさまの挨拶をして行くだけで、注文の料理はなかなか運ばれてない。記者は酒を飲まない。
綺堂むかし語り (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)