“まぐさば”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
秣場50.0%
草秣場50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
名主文太夫は、野半天のばんてん割羽織わりばおりに、捕繩とりなわで、御領私領の入れまじった十一か村の秣場まぐさばを取り締まっているような人であった。
夜明け前:01 第一部上 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)
そこで小悪魔は牧場へ出かけて行って、イワンの秣場まぐさばに水をまき、草を泥だらけにしておきました。
イワンの馬鹿 (新字新仮名) / レオ・トルストイ(著)
偶然開いた所は豹子へうし頭林冲とうりんちゆうが、風雪の夜に山神廟さんじんべうで、草秣場まぐさばの焼けるのを望見するくだりである。彼はその戯曲的な場景に、何時もの感興を催す事が出来た。
戯作三昧 (新字旧仮名) / 芥川竜之介(著)
偶然開いたところは豹子頭林冲ひょうしとうりんちゅうが、風雪の夜に山神廟さんじんびょうで、草秣場まぐさばの焼けるのを望見するくだりである。彼はその戯曲的な場景に、いつもの感興を催すことが出来た。
戯作三昧 (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)