“まきえし”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
蒔絵師88.9%
蒔画師11.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
青い友染の襦袢じゅばんの袖口をぶらりと出している——弱った——これが蒔絵師まきえしで。
卵塔場の天女 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
「もう一人、万兵衛の幼友達で、今は蒔絵師まきえしの名人と言われる、尾張町の藤吉の娘、お藤がいる。これは並大抵でない綺麗な娘だから、気の多い万兵衛がちょっかいを出していたかも知れない」
三人の友だちとは、俳人の露柴ろさい、洋画家の風中ふうちゅう蒔画師まきえし如丹じょたん、——三人とも本名ほんみょうあかさないが、その道では知られたうできである。
魚河岸 (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)