“ぼくさつ”の漢字の書き方と例文
語句割合
撲殺100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
たった今、人間に撲殺ぼくさつでもされたのか、なまなましい血の色だが、すでにハエがたかっている。
いやな感じ (新字新仮名) / 高見順(著)
それは家畜撲殺ぼくさつ同意調印法といい、たれでも、家畜を殺そうというものは、その家畜から死亡承諾書しょうだくしょを受け取ること、又その承諾証書には家畜の調印を要すると、こう云う布告だったのだ。
フランドン農学校の豚 (新字新仮名) / 宮沢賢治(著)
盛んに牙ある赤子を撲殺ぼくさつした時代よりも、またずっと後年の田舎の事であった。
山の人生 (新字新仮名) / 柳田国男(著)