“ぼうふら”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
孑孑81.0%
孑孒9.5%
孑々4.8%
孑子4.8%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
勘「なにどうせ幾度も汲みにくんで、うちの姐さんは清潔家きれいずきでもってかめの水を日に三度ずつも替えねえと孑孑ぼうふらが湧くなんてえ位で、小便にでも行くとひじの処から水をかけて手を洗うてえ大変なものでえへゝゝどうせついででげすから遠慮するにア及びやせんよ」
政談月の鏡 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
東風こち すみれ ちょう あぶ 蜂 孑孑ぼうふら 蝸牛かたつむり 水馬みずすまし 豉虫まいまいむし 蜘子くものこ のみ  撫子なでしこ 扇 燈籠とうろう 草花 火鉢 炬燵こたつ 足袋たび 冬のはえ 埋火うずみび
俳諧大要 (新字旧仮名) / 正岡子規(著)
我思わがおもふまゝに孑孑ぼうふらうき沈み
五百五十句 (新字旧仮名) / 高浜虚子(著)
そりや孑孑ぼうふらどぶの中でうよ/\してゐるのよ、だが、俺は人間だ。人間?………ふゝゝゝ。」と無意味にわらひ出して、「人間だから女に取捕とつつかまつて、馬鹿にされても見たいんだ。何しろもう些とのんきな人間にならう。
平民の娘 (旧字旧仮名) / 三島霜川(著)
僕はそこへ金魚にやる孑孑ぼうふらすくひに行つたことをきのふのやうに覚えてゐる。
本所両国 (新字旧仮名) / 芥川竜之介(著)
それからまたどの映画にも必ず根気よく実に根気よく繰返される退屈な立廻りが、どうも孑孒ぼうふらの群や蚊柱かばしらの運動を聨想させる。
雑記帳より(Ⅰ) (新字新仮名) / 寺田寅彦(著)
「そうだ、船中の蓄え水には孑々ぼうふらがわいていた。これで腹の中の孑々も死ぬだろう。……だがまだ」
私本太平記:12 湊川帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
ときどきこの大窓の雪渓に、孑子ぼうふらよりもまだ小さな黒点が、認められることがある。
ある偃松の独白 (新字新仮名) / 中村清太郎(著)