“ぼうちぎれ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
棒千切50.0%
棒片50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
と呼ぶと、急に、わやわやと四五人小児こどもの声がして、向うの梅の樹の蔭で、片手に棒千切ぼうちぎれを持って健坊が顔を出した。田圃たんぼへおで、と云うと
沼夫人 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
しかし両側の人家ではまだともしび一つともさぬので、人通りは真黒まっくろな影の動くばかり、その間をば棒片ぼうちぎれなぞ持って悪戯盛いたずらざかりの子供が目まぐるしく遊びまわっている。
監獄署の裏 (新字新仮名) / 永井荷風(著)