“ほんが”の漢字の書き方と例文
語句割合
奔河100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
その水脚みずあしはやいか、一鞭いちべん東へさす彼が迅いか。石井山はあとになった。全軍また奔河ほんがのごとく急ぎに急いでいる。
新書太閤記:08 第八分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
伊勢方面の信雄の支城や隠密おんみつからは、おもわぬ箇所の堤を切って、濁水の奔河ほんがが向って来たように
新書太閤記:11 第十一分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
根来ねごろへ、根来へ、とそれは奔河ほんがをなして行く。早くも、根来の衆徒は、諜報ちょうほうにこぞり立って、泉州せんしゅう岸和田きしわだ附近から、千石堀せんごくぼり積善寺しゃくぜんじ浜城はましろなどにわたって、とりでを構え
新書太閤記:11 第十一分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)