“ほまち”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
私得66.7%
余徳33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
然しお定も、二三年前から田のくろに植ゑる豆を自分の私得ほまちに貰つてるので、それを賣つたのやら何やらで、矢張九圓近くも貯めてゐた。
天鵞絨 (旧字旧仮名) / 石川啄木(著)
然しお定も、二三年前から田のくろに植ゑる豆を自分の私得ほまちに貰つてるので、それを売つたのやら何やらで、矢張九円近くも貯めてゐた。
天鵞絨 (新字旧仮名) / 石川啄木(著)
その袖をいたり、手を握ったりするのが、いわゆる男女交際的で、この男の余徳ほまちであろう。もっとも出来たためしはない。けだしせざるにあらずあたわざるなりでも何でも、道徳は堅固で通る。
婦系図 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)