“ほそおもて”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
細面99.1%
細面手0.9%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
細面ほそおもての綺麗な老夫人で、御殿の大奥様という感じであつた。只一つの装身具として、細い指に大豆位の大きいダイヤが光つてゐた。
ツーン湖のほとり (新字旧仮名) / 中谷宇吉郎(著)
歳は三十の前後、細面ほそおもてで色は白く、身はせているが骨格はえています。この若い武士が峠の上に立つと、ゴーッと、青嵐あおあらしくずれる。
矢野は細面手ほそおもての色黒い顔に、こしゃこしゃした笑いようをしながら、くたびれたような安心したようなふうで、大儀たいぎそうに片手に毛布と鞄との一括ひとくくりを持ち
廃める (新字新仮名) / 伊藤左千夫(著)