“ほうまん”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
飽満69.2%
豊満15.4%
放漫7.7%
豊滿7.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ウンという程飽満ほうまんしたアトの富豪連ですから、そうした脱俗的なピクニック気分を起すのは、生理上むしろ当然の要求かも知れませんからね。
狂人は笑う (新字新仮名) / 夢野久作(著)
生理的からても、女の肉体は男より支持力にえがたい、乳房の重み、腰部ようぶ豊満ほうまん、腹部も男より複雑であります。
女性の不平とよろこび (新字新仮名) / 岡本かの子(著)
それほど浜辺が混雑し、それほど私の頭が放漫ほうまんであったにもかかわらず、私がすぐ先生を見付け出したのは、先生が一人の西洋人をれていたからである。
こころ (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
此男は餘つ程お照に反感を持つて居たらしいのは、美しく豊滿ほうまんなお照が、此貧乏臭くて青白い男を相手にもしなかつたせゐでせう。