“へきたい”の漢字の書き方と例文
語句割合
壁体100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
灰色の部厚いコンクリートの塀、そのすぐ後に迫って、ふくれ上ったような壁体へきたいでグルリと囲んだ函のような建物。
蠅男 (新字新仮名) / 海野十三(著)
キャーッと魂切たまぎる悲鳴が起った。死人しにんの胸のようなドームの壁体へきたいがユラユラと振動してウワンウワンウワンと奇怪な唸り音がそれに応じたようであった。
空中墳墓 (新字新仮名) / 海野十三(著)
壁体へきたいだの階段だの奇妙な小室しょうしつだのの符合が並んでいたが、生憎あいにくごくはしの方だけを切取ったものらしく、何を示してある図か、この断片だんぺんだけでは分らなかった。
恐怖の口笛 (新字新仮名) / 海野十三(著)