“へいた”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
平太60.0%
平田20.0%
丙太20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
中江川平太夫は白虎びゃっこ平太へいたと異名を取った大盗賊で、三十代に傷寒しょうかんを患って頭の毛は真っ白になりましたが、年はまだ四十そこそこ、ヨボヨボどころか恐ろしい体術の達人で、猿のようにはりを渡り
平田へいたと言う部落で、ちょうど釜石湾口を真正面に望む家があったので、早速来意を告げて聞いて見たが、前記のオバサンの話と少しも違わぬ。地震の後に唐丹とうにの方向でドンという音がした。
地震なまず (新字新仮名) / 武者金吉(著)
平田へいた部落の岡田留七という人の語るところはこうである。地震の後でドンという音がした。それから三分か五分すると、サワサワという音がした。それから一、二分の後、自分の兄が戸を叩いた。
地震なまず (新字新仮名) / 武者金吉(著)
「おう、丙太へいたよっ、れ、お寺へ行ったのけ?」
宮本武蔵:02 地の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)