“ふるいた”の漢字の書き方と例文
語句割合
古板100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
と見れば、わたくしの立っている土手のすぐ下には、古板ふるいたで囲った小屋が二、三軒あって、スエータをきた男が裸馬に飼葉かいばを与えている。そのそばには朝鮮人の女が物を洗っている。
元八まん (新字新仮名) / 永井荷風(著)
一丁ばかりた。又橋がある。一尺に足らない古板ふるいたを造なく渡した上を、三四郎は大またあるいた。女もつゞいて通つた。待ち合せた三四郎のには、女の足がつねの大地を踏むと同じ様に軽く見えた。
三四郎 (新字旧仮名) / 夏目漱石(著)