“ふもとじ”の漢字の書き方と例文
語句割合
麓路100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
月の山の、花の麓路ふもとじほたるの影、時雨しぐれ提灯ちょうちん、雪の川べりなど、随分村方でも、ちらりと拝んだものはございます。
眉かくしの霊 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
運ぶ草鞋わらじ、いざ峠にかかる一息つくため、ここに麓路ふもとじさしはさんで、竹の橋の出外ではずれに、四五軒の茶店があって、どこも異らぬ茶染ちゃぞめ藍染あいぞめ講中手拭こうじゅうてぬぐいの軒にひらひらとある蔭から、東海道の宿々のように
星女郎 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)