“ふび”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
不備50.0%
不美50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
氏が坐禅ざぜん公案こうあんが通らなくて師に強く言われて家へ帰って来た時の顔など、いまにも泣き出しそう小児こどもの様に悄気しょげかえったものです。以上不備ふびながら課せられた紙数をようやく埋めました。
「偉大かも知れない、僕が負けるんだから。けれども大概は僕のよりも不善ふぜん不美ふび不真ふしんだ。僕は彼らに負かされる訳がないのに負かされる。だから腹が立つのだ」
行人 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)