“ふにょい”の漢字の書き方と例文
語句割合
不如意100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
大阪において私共が亡父の不幸で母にしたがって故郷の中津なかつに帰りましたとき、家の普請ふしんをするとか何とか云うに、勝手向かってむき勿論もちろん不如意ふにょいですから
福翁自伝:02 福翁自伝 (新字新仮名) / 福沢諭吉(著)
不如意ふにょいな日々の暮しは人を老いさせ、彼女もまた四十という年よりも七八つもふけている。五十といっても、だれが疑がおう。
二十四の瞳 (新字新仮名) / 壺井栄(著)
近頃は世の不景気と共にそれさえ不如意ふにょいになり、とうとう五左衛門の望むまま、お秋を奉公に出して、少しばかりまとまった金を貰い、それで