“ふだんづか”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
不断遣50.0%
不断使16.7%
平常遣16.7%
普段使16.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
答 「」とは「並」の意、「手」とは「たち」の意。謂わば「並のもの」「普通のもの」、吾々が「不断遣ふだんづかい」と呼ぶ日々必要な実用品を指すのである。
工芸の道 (新字新仮名) / 柳宗悦(著)
かめだとか土瓶だとか壺だとか茶碗だとか、今もさかんに作られます。いずれも安い不断使ふだんづかいのものでありますが、しばしば大変美しいあがりのものを見出します。
手仕事の日本 (新字新仮名) / 柳宗悦(著)
おとりよせになってはいかがです……冗談はさてきまして、こういうたちのいい金銀を、平常遣ふだんづかいに、惜気もなく使い捨てたその時代の人は豪勢なものでしたが……この通り
大菩薩峠:24 流転の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
田舎作りの質素な布であるから、もとより民家で用いる普段使ふだんづかいである。恐らく幕末から維新前後の頃、丹波の各地で、農事の暇に数多く織られたようである。
工芸の道 (新字新仮名) / 柳宗悦(著)