“ふしんちゅう”の漢字の書き方と例文
語句割合
普請中100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
これは家康がこの府中の城に住むことにきめて沙汰さたをしたのが今年の正月二十五日で、城はまだ普請中ふしんちゅうであるので、朝鮮の使の饗応きょうおうを本多がやしきですることに言いつけておいたからである。
佐橋甚五郎 (新字新仮名) / 森鴎外(著)
で、ちょうどその普請中ふしんちゅうでありました。その翌日すぐにサラット居士こじと共にグンパールという所の寺に住んで居るモンゴリヤの老僧を尋ねました。この老僧はその時分七十八歳でなかなかの学者です。
チベット旅行記 (新字新仮名) / 河口慧海(著)
「うむ、お城のご普請中ふしんちゅうをつけこんで、雑多ざったなやつがまぎれこむようすじゃ。びしびしとめつけて白状はくじょうさせい」
神州天馬侠 (新字新仮名) / 吉川英治(著)